よく晴れた日にイランへ

96 「よく晴れた日にイランへ」蔵前仁一 旅行人   この本が出されたのは昨年の春のことで、出版記念のトークイベントに行ってこの本を買い、蔵…

恋するソマリア

95 「恋するソマリア」高野秀行 集英社 「謎の独立国家ソマリランド」の続編。前作は講談社ノンフィクション賞を受賞したりして、すっかり高野さんの出世作になった…

インド人の謎

71 「インド人の謎」拓徹 星海社新書   先日、「アメトーーク!」で旅芸人のトークを聞いていたら、便座のないトイレが話題にあがっていた。世…

ロスト・トレイン

53 「ロスト・トレイン」中村弦 新潮文庫 これもキョンキョン推しの一冊。この本の解説には「小泉今日子書評集」の文章がそのまま使われている。 廃線跡を辿る趣味…

移民の宴

56 「移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活」高野秀行 講談社文庫   高野秀行は、その著作をコンプリートしたい作家のひとりであ…

謎のアジア納豆

57 「謎のアジア納豆 そして帰ってきた〈日本納豆〉」高野秀行 新潮社   高野さん、ソマリランドに夢中なのかと思っていたら、その傍らでこん…

菌世界紀行

24 「菌世界紀行 誰も知らないきのこを追って」星野保 岩波書店   夫のおすすめ本。作者は雪腐病菌という非常にマイナーな雪の下で繁殖する菌…

シェルパ斉藤の島旅はいつも自転車で

31 「シェルパ斉藤の島旅はいつも自転車で」斎藤政喜 二玄社 シェルパ斉藤は、結構昔から知っている。世界中のトイレを研究して回ったり(『東方見便録:「もの出す…

あやしい探検隊済州島乱入

39 「あやしい探検隊済州島乱入」椎名誠 角川書店   あまり多くを期待せずに読む本である。旅客船に乗って講演を二度ほどする仕事を得たシーナ…

京都ぎらい

155 「京都ぎらい」井上章一 朝日新聞出版   筆者は京都市右京区の花園で生まれ、五歳のときに同じ右京区の嵯峨へ引っ越し、そこで育った。長…