めんそーれ!化学

86 盛口 満 岩波ジュニア新書 化学には恨みがある。その話は少し前に書いた。ごく簡単に言うと、高校の化学の教師があまりにもひどく、何一つ生徒に伝えようとする…

ある小さなスズメの記録

76 クレア・キップス 文芸春秋 梨木香歩による翻訳。梨木さんの本を読んだ後、鈴木俊貴さんの「僕には鳥の言葉がわかる」を読んだので、読書の流れとしてはすごくよ…

僕には鳥の言葉がわかる

73 鈴木俊貴 小学館 「動物たちは何をしゃべっているのか?」で山極寿一氏と対談していた鈴木俊貴の本。彼は若き鳥類学者で、鳥にも言葉や文法があることを発見、今…

宙わたる教室

60 伊予原新 文芸春秋 この本が原作のドラマを見た。良いドラマであった。私の中ではそれで完結していたのだが、夫が原作本を読んでとても良かったと言うので読んで…

大人のためのやり直し講座 化学

113ジョエル・レヴィー 創元社 食卓で夫が何かの拍子に「元素を周期表に並べると似た性格が並んでいくって面白いと思わない?」みたいなことを言った。「あ、それ、…

海獣学者、クジラを解剖する。

60 田島木綿子 山と渓谷社 著者は国立科学博物館筑波研究施設所属の海獣学者である。この人がTBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」にゲスト出演した回を聞いていた…

ゴキブリ・マイウェイ

59 大崎遥花 山と渓谷社 ゴキブリという表記自体がすでにダメで、せめて「G」と書け、と要求する人すらいるこの生物。わが母が徹底的にダメ派の人で、遭遇しようも…

酒を食べる

10 砂野唯 昭和堂 副題は「エチオピア・デラシャを事例として」。 いやはや、てこずった。実に興味深い内容なのだが、そもそもが修士論文をもとにした本なので、細…

無人島、研究と冒険、半分半分。

184 川上和人 東京書籍 「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。」の川上和人さんの新作。この人、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所鳥獣生…