水族館飼育係だけが見られる世界

111 下村実 ナツメ社 副題は「毎日は発見と感動に満ちている」。筆者は大阪の海遊館の立ち上げにかかわり、その後そこで飼育に従事。京都水族館、すみだ水族館の立…

翠雨の人

92 伊予原新 新潮社 猿橋賞という賞の名前は知っていた。優れた業績を上げた女性科学者を顕彰する賞である。たぶん、米沢富美子の本を読んで知ったのだと思う。米沢…

多動脳

24 アンデシュ・ハンセン 新潮新書 ADHDとは、集中力を保てず、すぐに気が散って指示通りに何かやるのが苦手で、人の話が聞けず、整理整頓ができず、じっと座っ…

プロジェクト・ヘイル・メアリー

140 アンディ・ウィアー 早川書房 SFは結構ハードルが高い。私がそもそも科学的人間ではないうえに、訳の分からないことに対する恐怖心が強い質だからかもしれな…

月まで三キロ

119 伊予原新 新潮社 「青ノ果テ」以来の伊予原新である。理系の小説。今回もさまざまが理科的知識を背景に物語が進行する。 表題作は、死のうかと思っていた男を…

ままならぬ顔・もどかしい身体

115 山口真美 東京大学出版会 作者は顔認知研究者である。2018年に「顔・身体学」が科研費新学術領域研究に採択され、ようやく体制を作り上げたところで”ガー…

めんそーれ!化学

86 盛口 満 岩波ジュニア新書 化学には恨みがある。その話は少し前に書いた。ごく簡単に言うと、高校の化学の教師があまりにもひどく、何一つ生徒に伝えようとする…

ある小さなスズメの記録

76 クレア・キップス 文芸春秋 梨木香歩による翻訳。梨木さんの本を読んだ後、鈴木俊貴さんの「僕には鳥の言葉がわかる」を読んだので、読書の流れとしてはすごくよ…

僕には鳥の言葉がわかる

73 鈴木俊貴 小学館 「動物たちは何をしゃべっているのか?」で山極寿一氏と対談していた鈴木俊貴の本。彼は若き鳥類学者で、鳥にも言葉や文法があることを発見、今…

宙わたる教室

60 伊予原新 文芸春秋 この本が原作のドラマを見た。良いドラマであった。私の中ではそれで完結していたのだが、夫が原作本を読んでとても良かったと言うので読んで…