あのころ、早稲田で

4 「あのころ、早稲田で」中野翠 文藝春秋   中野翠の大学時代の思い出が描かれた本。彼女の年代には宮崎学、呉智英、久米宏、田中真紀子なんか…

おんなの窓6

144 「おんなの窓6」伊藤理佐 文藝春秋   みなさま、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 &nbs…

ふたりからひとり

149 「ふたりからひとり」つばた英子 つばたしゅういち 自然食通信社 昨年見て一番感動した映画は「人生フルーツ」である。二人合わせて177歳の夫婦の姿は穏や…

コンパス綺譚

152 「コンパス綺譚」龜鳴屋 グレゴリ青山   石川県金沢市にある、自営出版の小さな出版社が出した531部限定の本。我が家に届いたのは、第…

夢のような幸福

154 「夢のような幸福」三浦しをん 新潮文庫   前回に続いて三浦しをん繋がりで。こちらは軽いエッセイだ。いやはや、軽い軽い、ぺらっぺらの…

ぼくの伯父さん

155 「ぼくの伯父さん」伊丹十三 つるとはな 前にも書いたとおり、伊丹十三は、私にとって映画監督や俳優である以前に、エッセイストである。この本は、没後二十年…

夫・車谷長吉

157 「夫・車谷長吉」高橋順子 文藝春秋 車谷長吉は『赤目四十八瀧心中未遂』で直木賞を受賞した作家だ。が、私はそれを読んだことはない。私が彼の名を知ったのは…

大家さんと僕

160 「大家さんと僕」矢部太郎 新潮社   十数年前、重度のお笑いフリークになった時期があった。きっかけは、たぶん、関西に住んでいたことと…

思い出袋

157 「思い出袋」鶴見俊輔 岩波書店 著者八十歳から七年に渡り綴った「図書」連載「一月一話」に描き下ろし終章をくわえたもの。 鶴見俊輔はすごい。読むたびに胸…

まあまあふうふう。

159 「まあまあふうふう。」八千草薫 主婦と生活社   亡くなっちゃったのね。上品で、美しくて、凛としていて、可愛らしくて。こんな女性には…