誰のために法は生まれた

129 「誰のために法は生まれた」木場顕 朝日出版社   ローマ法を専門とする大学教授が、中高生を相手に、法律の授業を行う。先に、「近松物語…

熊を彫る人

122 「熊を彫る人」写真・在本彌生 文・村岡俊也 小学館 「つづくで起こったこと」で皆川明と対談した写真家の在本彌生による写真集。木彫りの熊の彫刻家、藤戸竹…

ほんとうのリーダーのみつけかた

90 「ほんとうのリーダーのみつけかた」梨木香歩 岩波書店   2015年、「僕は、そして僕たちはどう生きるか」の出版を記念して、書店で梨木…

幻のアフリカ納豆を追え!

96 「幻のアフリカ納豆を追え!そして現れた〈サピエンス納豆〉」 高野秀行 新潮社 贔屓にして、新刊が出たら必ず買っちゃう作家の一人、高野秀行。ソマリランドの…

資本主義と民主主義の終焉

77 「資本主義と民主主義の終焉 ー平成の政治と経済を読み解く」 水野和夫 山口二郎 祥伝社 お硬い本なので、読むのに時間がかかった。ふう。1989年、平成の…

敗北力

4 「敗北力 Later Works」鶴見俊輔 編集グループsure 本が読めない。読んでいても、長続きしない。心が定まらない。どこかに不安があって、それが思…

ロンドン・ペストの恐怖

193 「ロンドン・ペストの恐怖」D・デフォー 小学館 というわけで、感染症小説の一環としての「ロンドン・ペストの恐怖」である。デフォーといえば、言わずとしれ…

アイヌの権利とは何か

149   「アイヌの権利とは何か 新法・象徴的空間・東京五輪と先住民族」 テッサ・モーリス=スズキ 市川守弘 北大開示文書研究会 〈編〉か…

心淋し川

57 西條奈加 集英社 直木賞受賞作。と、読み終えてからわかった。そうか、直木賞シリーズで読書してたのか。 江戸時代、千駄木の一角、心町(うらまち)の物語。生…