52 壇蜜 文芸春秋
漫画「壇蜜」で結構好きになったので、ご本人の本を入手できる範囲で借りてきた。市立図書館には一冊もない壇蜜本が、県立図書館には何冊かあるって不思議(笑)。その昔、Mー1グランプリ優勝直後にサンドウィッチマンの本を杉並区立図書館にリクエストしたら「協議の結果、区立図書館の購入にはそぐわない本だと判断しました」というお返事をいただいたことがある。当時のサンドウィッチマンは、まだガラの悪いおっさんたちという認識だったからなあ。今リクエストしたらどうなるのかしら。
それはともかく。この本は「壇蜜ダイアリー2」。書下ろしだそうで、その前もその後もシリーズは続いているらしい。ほんとに淡々としたただの日記なんだが、その奥底にある壇蜜らしさがじわじわとしみてきて、なかなか面白い。爬虫類を我慢できなくて買っちゃうこと、その世話に明け暮れていること、子ども時代に実はけっこうひどいいじめに遭っているらしいこと、毎日眠くてたまらないこと、頭痛や胃痛に結構悩まされていること。ナマケモノのハンモックが壊れて自分じゃ直せないときに「男」を呼んで直してもらう記述がある。と思ったらいきなり「結婚してみることにした。」という一文が。夜、婚姻届けを出しに行った話はそれだけ。
この本は図書館本なので帯はついていないのだが、ネット上の表紙画像によると夫の清野とおるによる
「恥ずかしいから俺の事は書かないでくれ!いや…書いてくれ!いっそ、もっと書いてくれ!」
という帯が付いていたらしい。そうだよ、せっかく結婚したのに、新婚なのに、肝心の夫が「男」としてちらっと、その後は「亭主」としてそっけなく登場するだけなんて。
2019・12・1の日記
「東北の魅力は奥深い。私的には新妻を棒でつつく祭りが好きだ。」
(引用は「結婚してみることにした。」壇蜜 より)
ぐらいか、新婚の話は(笑)。こういうとこが壇蜜のいいとこだよなー、なんて思った。
