167 カミムラ晋作 双葉社
久しぶりに箱根に行った。子どものころから何度も行った場所だけれど、行くたびに楽しい。旅のお供は本一冊。すぐに読み切っちゃったけど、そんなときのために電子書籍がスマホに入れてあった。それがこれ。
電子書籍は好きじゃないけど、旅先では助かる。この漫画は「本の雑誌」創世期の椎名誠と目黒考二の物語。目黒さん(北上次郎)はもう亡くなってしまったけれど、この漫画が始まったころはご存命だった。最後まで読んでほしかったなあ。
それにしても、漫画の椎名さんも目黒さんもちょっとカッコよすぎて、時々登場する沢野ひとしさんも変人っぷりがあんまり前面に出てなくて、ちがーう!!と笑ってしまった。「本の雑誌」は我が家はもう40年以上購読していて、初期のころから何があったか、結構知っている。最初に雑誌を置いてくれた御茶ノ水の茗渓堂は私の通勤路にあって毎日のように立ち寄った。よい本屋だったなあ・・・・。
割に知っていたといっても、これを読むと改めて、椎名誠ってすごくわがままな人だなあと改めて思う。でも、だからこそのリーダーシップだったんだろう。そして、目黒さんはものすごく我慢強い人だったのだなあ。現編集長の浜本さんとのかかわりを読んで、胸が熱くなる。浜本さん、目黒さんがいなくなってどんなに悲しかっただろう。浜本さんは「本の雑誌スッキリ隊」でお世話になったし、その時一緒に頑張ってくださった杉江さんも登場していた。あと、吉田伸子さんや、もちろん群ようこさんなども登場した。同窓会のような漫画であった(笑)。
これからも「本の雑誌」は読んでいくよ。本読みのための大事な雑誌だ。本の雑誌の読者には面白い漫画だったけれど、知らなかった人にとってはどうだったのかな。それがちょっと知りたい。
