赤ちゃん教育

31 「赤ちゃん教育」野崎歓 青土社   著者は、私とあまり歳も違わない重厚な初老の男性である。泣く子も黙る東京大学の知性あふれるフランス文…

極夜行

30 「極夜行」角幡唯介 文藝春秋 なんだかんだ言って、角幡唯介の本は全部読んでいる、と思う(未確認だが)。早稲田大学探検部出身、元新聞記者の、器用なんだか不…

届かなかった手紙

166 「届かなかった手紙 原爆開発「マンハッタン計画」科学者たちの叫び」 大平一枝 角川書店   広島、長崎に透過された原爆を製造開発した…

バテレンの世紀

179 「バテレンの世紀」渡辺京二 新潮社 「みんな彗星を見ていた」にもちょっと書いたのだけれど、私はクリスチャンホームに生まれ育ったのに、家族で唯一クリスチ…

愛国とノーサイド

162 「愛国とノーサイド 松任谷家と頭山家」延江浩 講談社 頭山満は、戦前、玄洋社という結社により日本の右翼の一大源流を作った男である。軍国主義を先導した右…

問題だらけの女性たち

160 「問題だらけの女性たち」ジャッキー・フレミング 河出書房新社 ミカンさんが教えてくださった本。ミカンさん、ありがとうございました。 19世紀のヴィクト…

女たちのテロル

137 「女たちのテロル」ブレイディみかこ 岩波書店 「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」のブレイディみかこである。岩波書店の「波」に連載したものに…

一号線を北上せよ

119 「一号線を北上せよ ヴェトナム街道編」沢木耕太郎 講談社文庫   夫がベトナム旅行用に買った本。ベトナムの国道一号線は、南のホー・チ…

危険な道

99 「危険な道 9.11首謀者と会見した唯一のジャーナリスト」 ユスリー・フーダ 白水社 「私たちの星で」の諸岡カリーマ・エルサムニーが翻訳した、9・11首…