天才柳沢教授タマとの生活

天才柳沢教授タマとの生活

41 山下和美 講談社

山下和美は「数寄です」シリーズを読んでいる。いや、柳沢教授シリーズも読んではいるのだが、あまりに昔すぎてブログには記録が残っていない。

道路交通法を遵守し、自由経済の法則に忠実なY大経済学部・柳沢良則教授。融通が利かず、四角四面な彼だが、自由な猫と触れ合うとき、一瞬、お茶目でかわいいおじさんとなる。

私は猫を飼ったことがない。猫好きに言わせると、猫は自由で気高く、人を蕩かすというけれど、人間の子ども二体を育て上げた後なので、もう自分たち夫婦以外の生き物を育てなくてもいいやという気持ちでいっぱいである。犬であれ猫であれ、旅の障壁になるものは家にはおけぬ。

でも、猫が何でそんなに人をひきつけてやまないのか、なんでそんなにいとおしいのかは、この漫画を読んで少しわかった気がする。柳沢教授もチャーミングだが、孫の華子も相当したたかで愛すべき存在だ。面白かった。