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「イニシエーション・ラブ」乾くるみ 文春文庫
やられた。やられましたよ。
甘美なラブストーリーが、最後の二行目で全く違った物語になる、と大矢博子の解説にあったので、どうなるのか、どうなるのか、とワクワクしながら読んだのだけど。
読み終えて、最初はわからなかった。なんだよ、単なるこっ恥ずかしいラブストーリーじゃん。なんで二行目で・・・・なんで、なんで?
気がつくのにずいぶん時間がかかった。いや、途中にいろんなヒントはあったんだよ。違和感というのかな。微妙なズレや、なんでこんなことにこだわる・・・みたいな。
そうか、そうだったのか。と気がついて、読み返してみると、おお、こ、これは。いやはや。まあ、こういうことってあるよな、あるけどな。思いつき勝利だよな。
「葉桜の季節に君を想うということ」を思い出した。あれは映画化が困難なミステリだったけど、これもそうだな・・・・と思ってたら、おや、まあ、映画化されるんですって?どうやってだよ。気になっちゃう。
高1の娘がこれを読んでいた。結構、微に入り細に入りのラブストーリーなんで、おいおい、大丈夫か、と思ったけど、そういうお年ごろよね。これ読んでお勉強になれば結構ですわ。
2015/1/26
