ミッテランの帽子

ミッテランの帽子

2021年7月24日

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「ミッテランの帽子」アントワーヌ・ローラン 新潮社

 

ミッテランが大統領だったのは、1981年から1995年だって。私、もう十分大人だったと思うけれど、どんな大統領だったのか、あんまり覚えがない。愛人と隠し子がいて、その事を記者に問われて「エ・アロール それが何か?」と答えた、というエピソードだけ知ってるって、どんだけミーハーなんだ、私。
 
この物語は、そのミッテランがブラッスリーに置き忘れた帽子を偶然手に入れた人のお話。持ち主は次々に変わっていくのだけれど、そのたびにその人の人生は思いがけない展開になっていく。いろいろな階層のいろいろな人々を変えながら、帽子は転々と持ち主を変えて、さて、最後にどうなったかというと・・・・。
 
現代のおとぎ話のひとつなんだろうなあ。読み進めるのが楽しかった。ミッテラン、もう死んじゃったのね。こんな帽子、持ってみたい。
 
 

2019/6/21