かさもって おむかえ

かさもって おむかえ

2021年7月24日

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「かさもって おむかえ」 征矢 清 さく 長 新太 え 福音館

小学校の図書室の読み聞かせ、六月の当番になりました。テーマは「あめ」。ということで、とりあえず雨に関する絵本をあれこれ探しています。図書館の絵本の棚の「あ」や「か」(かさのことね。)のコーナーを探してみたら、いくつか見つけました。

この本は1969年発行です。まあ、私が子どもの頃だわ。

雨が降ったので、かおるは、お父さんをお迎えに傘を持って駅にお迎えに行きます。でも、なかなかお父さんが降りてこない。そこへ現れたオレンジ色のトラネコに誘われて、地下鉄に乗ってお父さんを探しに行くのです。緑色の動物専用車両に乗って、いろいろな動物と出会ったり、お父さんが見つからなくて、不安になったり、気持ちがあれこれと揺れ動くお話です。どきどきするけれど、大人に読んでもらえたら、子どもも割に安心して聞ける。そういう意味では読み聞かせに向いているのかもしれません。

でも。今の子には、やっぱりちょっと古いのかも。だって、まず、傘を持ってお迎えに行かないでしょ、最近の子は。迎えに行くのなら、お母さんが車で行っちゃうし、そんなことしないでも、コンビニで安いビニール傘を買えちゃうし、お父さんが見つからなかったら、ケータイに電話すればいいんですもの。

子どもに寄り添って、ゆっくりゆっくり読んだら楽しいかも、と思ったけれど、やっぱり、これは大勢相手の読み聞かせには、ちょっとやめておこう。いい絵本なんだけれどな。

2012/5/13