夏休み旅行記2

夏休み旅行記2

2021年7月24日

さて、上高地に出発です。行ってきます、と両親に頭を下げたとたん、私のポケットに入れておいたサングラスが滑り落ちて、玄関のたたきにぶつかって、割れました。とほほ。安物だけど、気に入っていたのになあ。幸先の悪いスタートです。

朝早めに実家を出た我々。朝のラッシュにぶつかって、大変な目に合うのでは・・・と心配していたけれど、それほどひどいことにはならず、ほっとしました。私が実家から通っていた頃は、地獄の込み様だったけれど、新線が一本通って、ずいぶん緩和されたのだなあ。

上野から、新幹線に乗り換え。長野新幹線は、座席が狭いですね。それから、冷房が効きすぎ。さっそく、上高地で着る予定だった上着を着用します。長野で篠ノ井線に乗り換えるときに、駅弁を購入。この車窓から見る景色は日本一美しいそうです。確かに素晴らしい景色です。このところ、電車というと新幹線関連が多くて、こういう山の路線は通ってなかったから、新鮮。緑が美しい。

松本駅で下車します。このあとバスに乗る予定があるので、おちびのために、ドラッグストアで酔い止めを購入します。松本電鉄で、新島々へ。小さなローカル電車で、なんとも味わいがあります。ところで、ここで、私は帽子をいつの間にかなくしていることに気がつきました。確かに、新幹線に乗った時にはかぶっていたのに。どこかで脱いで、どこかで落としたんだわ・・・。アルファキュービックの黒い帽子。かなしい。

そこからは、上高地行きのバスに乗り換え。右側に乗ったほうが景色がいいとガイドブックにあったので、右側に座ります。なるほど、山の景色が美しい。が、近くの席に座った女子大生が、最近行ったゼミ旅行の愚痴を大声で隣の席の子にしゃべっていて、これがうるさいのなんのって。おちびも眉をひそめています。でも、そのうちに、眠ってしまいました。

ふと、目が覚めたら、もうかなり奥深く山に入っています。あたりは恐ろしいほどシーンとしています。バスの揺れは、程よいゆりかご効果があるのか、乗客は全員ぐっすり。うるさい女子大生も、静かに眠っているようです。

大正池で、乗客の半数ほどが降ります。我々は、終点上高地バスターミナルまで。降りると、空気が冷たくて、澄み切っています。まずは、帰りのバスの整理券をゲット。これがないと、乗車券があっても乗れないんですって。ターミナルに水汲場があるので、手持ちのペットボトルに水を入れてみます。これが、びっくりするほど冷たくて、美味しい。

まずは宿へ。ターミナルを抜けて、河童橋方面へ向かいます。人が多い!!これって、夏の旧軽井沢状態じゃない?河童橋が見えてきます。おお、これは嵐山の渡月橋並みの混雑。

河童橋を超えて、ちょっと行ったら、お泊りの宿に到着。荷物はもう部屋に入れてあるそうです。とても感じの良いフロント。好きになれそうだわ。

お部屋は小さいけれど、梓川が見えて、気持ちのいいところです。自宅から送った荷物が届いていたので、長袖に着替えます。手を洗っていたおちびが「長く使うと手が凍っちゃうよ」と悲鳴を上げています。冷たくて、水道水が、とても美味しい。いい水です。さあ、装備を整えて、外へ出ましょう。

2012/11/1