おもちゃ屋へいったトムテ

2021年7月24日

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「おもちゃ屋へいったトムテ」 エルサ・ベスコフ 福音館書店

 
これもエルサ・ベスコフの絵本だが、絵はささめやゆきさんが描いている。どういうわけだろう。原初には挿絵がなかったのだろうか。エルサ・ベスコフの絵じゃないのがちょっと残念だが、この挿絵もなかなか素晴らしい。
 
お人形作りをしている娘さんたちの家の地下にはトムテが住んでいる。(トムテはスウェーデンではクリスマスのサンタのような仕事をするらしい。)父さんトムテの知らないうちに、息子のニッセとヌッセは人形の服を試しに着てみたら、ぴったりでかっこいい。で、夢中になっていたら、ニッセはそのまま箱詰めされて、都会のおもちゃ屋に送られてしまった。ショーウインドウに飾られたニッセ。ニッセが生きていることに気づいた子どもたち。父さんトムテに頼まれて迎えに来たカラスにニッセはちょっと待ってもらって、友達のいない寂しい子どもに友達を用意してあげる。帰宅したニッセに父さんトムテはお仕置きをするどころか、トムテとして立派な行いをしたと褒め称える。みんな幸せになったお話。
 
ニッセはやることが無鉄砲すぎて、これからどうなるのだろうとちょっと心配になる。もう家に帰れないのだろうか、とドキドキする。でも、ちゃんと物事はうまくいくんだな。クリスマスに読むにはもってこいの一冊。
 

 

2016/11/17