墨のゆらめき

166 三浦しをん 新潮社 木を伐ったり、辞書を作ったり、義太夫を語ったり、いろんな職業の人を描いてきた三浦しをんだが、今回は書家である。老舗ホテルに勤める主…

十二月の十日

161 ジョージ・ソーンダーズ 河出文庫 岸本佐知子の翻訳だと知って、即読み。そして、いつも通り、彼女は裏切らない。今まで読んだことの無いような物語だった。 …

サミュエル・ジョンソンが怒っている

153 リディア・デイヴィス 作品社 新聞だったか、書評誌だったか忘れたが、ただ「岸本佐知子が翻訳したというだけで信頼できる」というような情報を得て、すぐにこ…

結婚は人生の墓場か?

141 姫野カオルコ 集英社 信頼してやまない姫野カオルコであるが、この本はなかなかの重さであった。途中でうんざりして読みやめようかと思ったほどである。が、や…

純喫茶

140 姫野カオルコ PHP文芸文庫 「忍びの滋賀」以来の姫野カオルコである。姫野カオルコは、私よりは年上なのであるが、しかし、時代性、親との関係性などで非常…

うたかたモザイク

134 一穂ミチ 講談社 どうしてこの本を読むことにしたのかよくわからない。図書館に予約を入れてからかなり経って手に入ったので経緯を忘れてしまった。本屋大賞に…

つまをめとらば

133 青山文平 文芸春秋 「本売る日々」がとても良かったので、直木賞を受賞したというこの作品も読んでみた。江戸時代を舞台にした短編小説が六編。平和な社会で生…

本売る日々

130 青山文平 文芸春秋 夫からのおすすめ。時代物の短編が三つ入っていて、ひとつ目を読み終えた頃に「面白いね」と言ったら「でも、最後のがいちばんよかったんだ…

正しい女たち

124 千早茜 文春文庫 前にも書いたが、適当に文庫本を買ってカバンに突っ込んで旅に出たら、なんと既読本が二冊も入っていましたとさ。その一冊がこれ。結局、ちら…

おまじない

118 西加奈子 ちくま文庫 西加奈子はいいなあ。心のどこかに引っかかっていた、ちょっとした小さなことを掬い取って言葉にしてくれる。そうすると、それは実は小さ…