いい子のあくび

45 高瀬隼子 集英社 初めましての作者だと思っていたら、前に一冊読んでいた。「おいしいごはんが食べられますように」の人だ。芥川賞作家だ。前作で私は「ホラーじ…

お探し物は図書室まで

40青山美智子 ポプラ文庫 2021年本屋大賞第二位の作品。小さな町の図書館をめぐる人々の物語。図書館司書ー太っているというよりは「大きな女の人」で、ひっつめ…

いつも彼らはどこかに

39 小川洋子 新潮文庫 なんか読んだことあるなー、と思って、帰宅後調べてみたら、あらら、2015年末に読んでいたのでした。短編小説集。「ハモニカ兎」というオ…

青い壺

37 有吉佐和子 文春文庫 昭和51年から52年にかけて「文藝春秋」に連載された小説。一度絶版になっていたが、2011年に復刊され、原田ひ香絶賛の帯がきっかけ…

薬指の標本

35 小川洋子 新潮文庫 コペンハーゲンで転んでしまった。私がいけない。なぜ、旅先で私は転ぶのだろう。たぶん、己を失うからだ。知らない土地で、心が浮き上がりす…

34 小川洋子 新潮文庫 コペンハーゲンで読んだ本。薄い短編集。初刊は2006年である。もう二十年近く前なのね。でも、小川洋子らしさにあふれている。 表題作「…

恩送り 泥濘の十手

30 麻宮好 小学館 夫のおすすめ。名前すら知らない作者であったが、とても良かった、第1回警察小説新人賞受賞作「泥濘の十手」を改題改稿した作品だそうだ。 江戸…

新古事記

25 村田喜代子 講談社 村田喜代子だ、というだけで借りた本。古事記と言うからには古い物語なのかと思ったら、全然違った。 第二次世界大戦中にアメリカのロスアラ…

楽園

24 アブドゥルラザク・グルナ 白水社 2021年ノーベル文学賞受賞作。作者はザンジバル(現タンザニア)出身のイギリス在住の作家である。アフリカ出身だが、作品…

朱より赤く

17 窪美澄「夜に星を放つ」以来の窪美澄。副題は「高岡智照尼の生涯」である。 高岡智照尼は実在の人物。1994年に98歳でお亡くなりになったというから、ごく最…