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「さよなら、田中さん」」鈴木るりか 小学館
中学生が書いたんだそうだ。ものすごくしっかりした物語だった。展開に、都合のいい部分がまったくないとは言えないが、いや、十分読み手を運んでいってくれてますから。すごい。立派だ、と手放しで褒めたい。
主人公も、その母も、非常に魅力的だ。そして、最後の方に登場する三上くんも、とてもしっかりしている。本当にね、お金じゃないよ、偏差値じゃないよ、人間、ハートなんだよ、ってつくづく思う。
読後感がとても爽やかだった。ミリオンダラー・ベイビーやひまわりのことで、ずっとうじうじしている自分が恥ずかしくなった。おばちゃんも、頑張るぞ。
2019/7/17
